ホーム > トピックス > 地域一体となった米づくりを目指す/栗原米グレードアップGOGO運動推進大会

トピックス

地域一体となった米づくりを目指す/栗原米グレードアップGOGO運動推進大会

 栗原市やJA栗っこ、栗原農業共済組合などで組織する栗原市農業振興協議会は3月14日、栗原市築館のJA築館支店で「栗原米グレードアップGOGO運動推進大会」を開きました。米の流通状況や米の放射性物質濃度の低減について学び、地域一体となった米づくりを目指すことを確認しました。


 大会には、市内の稲作農家ら約200人が参加しました。TPPとわが国の米流通について、東北大学大学院農学研究科の冬木勝仁准教授が講演し、TPPに参加すると米の関税が撤廃され、国産米のほとんどが外国産米に置き換わることなど、TPPの仕組みなどを指摘しました。


 冬木教授は、震災前は価格重視が強まっていたが、最近の米の消費動向は安全・安心指向から産地に関心が移ってきたことを報告しました。


 また、宮城県農林水産部農業振興課普及支援班の佐々木次郎技術補佐が米の放射性物質濃度の低減対策について講演。暫定規制値超過米から、土壌表層に放射性セシウムが分布していることや土壌のカリ含量が不足していたことなどを踏まえ、今後の技術対策として土作り、施肥管理、栽培管理の基本技術が放射性物質の吸収抑制に有効であると話しました。


 佐々木技術補佐は、安全な農産物の供給体制の構築として、資材等で放射性物質を増やさないことや土壌中の放射性濃度を低くすること、放射性物質を作物に吸収させないことを強調。農地の除染技術について、土壌からの外部被ばくを低減する除染対策を実施するよう促しました。


 最後に同JA稲作生産者協議会の米山嘉彦会長が大会宣言として、放射性物質の吸収低減対策と適期栽培管理を行い、より一層の安全・安心で品質の高い米づくりに取り組むことや水稲栽培にあたって、農業生産工程管理(GAP)に積極的に取組む、など4項目を提案し、満場の拍手で承認されました。