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地震以来初めて畜舎に引き取り/栗原市花山地区で避難牛搬入

自分の畜舎に牛を搬入する後藤さん(9日、宮城県栗原市花山で)  昨年発生した岩手・宮城内陸地震で、大きな被害を受けた栗原市花山浅布地区の組合員・後藤冨男さん(62)の畜舎に12月9日、別の畜舎を借りて育ててきた和牛6頭が元気に引き取られました。「これで振り出しに戻った」と、地震以来初めて自宅の畜舎に戻った牛を眺め、後藤さんは笑顔を見せました。
 
  後藤さんは地震で家が全壊する被害を受けました。畜舎は偶然にも被害が少なかったが、山が崩れた影響や道路が寸断されたことで、仮設住宅を余儀なくされました。飼っていた牛も昨年6月18日に大崎市の岩出山牧場に入牧させ、10月30日まで管理していました。
 
  それ以降は花山和牛改良組合の菅原利朗組合長の畜舎の一部を借り、牛の世話を続けました。朝は5時半に起きて冨男さんが、夕方は妻のひで子さん(54)が毎日畜舎に通い、熱心にエサを与えるなど管理しました。
 
  「これからは好きなだけ牛の世話が出来る。周りでは牛を飼う人が少なくなってきているが、またここから私たちも頑張っていきたい」と後藤さんは意気込みを語ります。自宅も新築し、新たな営農の一歩を踏み出しました。